菅フェニックス

長いようで短い3年間

1.菅フェニックスを選んだ理由

 僕が3年間フェニックスでやってきた事は沢山あります。最初に、なぜ僕がフェニックスに入ったかと言うと、知っている先輩がいたからです。でもそれだけで入ったわけではありません。
 まず練習の体験に行き、その時フェニックスの部員は、新3年生と新2年生合わせてわずか6人でした。だが、わずか6人でもほかのチームには負けないぐらいの「声の大きさ、元気、やる気」がありました
 部員は、わずか6人でしたが、それをサポートしていた指導者も僕は見ていました。選手以上に気合が入っていて、厳しくする所は厳しく、優しくする所は優しくして、指導にとても愛情がこもっていると感じました。これが僕がフェニックスを選んだ1つの理由です。
 2つ目は、先輩から「フェニックスに入ったら、高校に行っても通じるよ。」と言われたことです。最初は正直、「本当かなあ」と思っていました。でも、確かに甲子園に行った先輩もいたし、1年生からベンチ入りしている先輩が大勢いました。その時に初めて、「高校で通じるんだなあ。」と思いました。それで僕は、フェニックスに入る事を決めました。

2.菅フェニックスの魅力

 まず、元気だと思います。練習はユニフォームを泥だらけにするまでします。そのきつい練習を乗りこえるには、元気が必要です。
 その元気は1人だけが出すのではなく、チーム全員が元気を出して、「野球」と言うものができるのが、「フェニックスの魅力」だと思います。
 もう1つは、やっぱり指導者です。指導者全員が野球歴が長く、間違った事を一切言わない事です。自分の野球歴が長い分、自分が教わってきた事、体験した事を、指導すると言う所も「フェニックスの魅力」の1つだと思います。

3.菅フェニックスで学んだこと

 僕が3年間フェニックスで学んだ事は沢山あります。1つは「礼儀作法」です。一番学んだことがこれだと思います。「礼儀作業は野球をやる以前の問題だっ!。」と叩き込まれました。
 1年生の頃は、あまり意味が分からなかったけれど、2年生・3年生となっていくにつれ、その意味が分かってきました。意味はたくさんあります。
 まず、「親に対しての礼儀」。誰のおかげで野球ができているのかと聞かれると、それはもちろん親のおかげです。その親に対しての礼儀を教わりました。もう1つは、「あいさつ」です。「あいさつ」は、いろいろな場面で使われると思います。
 グラウンドでの「あいさつ」はもちろん、町中で部員の父、母、指導者に会ったらすぐにあいさつをするということです。まず見かけたらそこまで行ってあいさつをするなどの礼儀作法を教わりました。フェニックスで学んだことは、もう1つあります。
 それは「野球の厳しさ」です。小学生の頃とは全く野球が違うと思いました。1年・2年の頃は、人数が少ない分、試合に出て、打ったりもしていました。でも3年になって、主将という大役を任されて、「自分にできるかなあ」と少し不安でした。自分が思ってたほどにはチームをまとめることができず、試合に出ても思うような結果が出ず、ケガもしてしまい、最悪な年だと思いました。チャンスは何回もつぶし、野球は小学校1年生からやっていたけど、こんなに打てないのは初めてでした。
 それが苦しくて、毎日素振りなどをしていたけど、結果はついて来ず、初めて野球を辞めたいと思ってしまった時もありました。でもそんな僕を支えてくれたのは、副主将の石坂・木村・枝を初めとした部員の人達でした。副主将の3人は、本当にチームをまとめてくれていたと思います。試合に出てチャンスを作ってくれて他の部員もそれに続き、点を取ってくれたりと僕を支えてくれました。
 僕は彼らへの感謝の思いもあったし、どうしても打って喜びたいなあと思いながらも、それがなかなか果たせませんでした。しかし、3年生にとって最後の大きな大会があり、僕は何としても打ちたいと思い、皆が作ってくれたチャンスでヒットを打つことができました。その時は、本当に嬉しかったです。その試合は負けてしまいましたが、そのヒットは一生、心に残るものだと思います。厳しさの後は、必ず喜びがあると言うことをフェニックスの3年間で学びました。

4.菅フェニックスの監督・コーチへの感謝

 監督は全員の事を思い、全員を信じてくれたと思います。僕達3年生が最後の合宿の時に、僕が結果を出していなくて、悩んでいる時に言って下さった言葉がとても心に残っています。それは、「神様は絶対に見てる。だから絶対打てるから大丈夫だ」と言う言葉でした。
 その言葉を信じ、合宿が終わってからも家で毎日素振りをして、最後は打てて、本当に監督を信じてきて良かったなあと思いました。3年間本当に有り難う御座いました。
次はコーチへの感謝です。コーチ達も監督と同じように皆を信じながら指導して下さったと思います。
 バッティングに関しては、井口コーチに教わり、コーチは必死に考えて教えて下さいました。そのため最後は打てました。守備に関しては、主に坪江コーチ・及川コーチ・小林コーチです。特に厳しかったのは坪江コーチです。全くと言っていいほどほめてくれないし、痛いところをついてくるのが、少しきつかったです。でもそのおかげで強くなりました。
 監督を初め、コーチの皆さん、三年間本当に有り難う御座いました

上原吉太郎



菅フェニックスの魅力

 菅フェニックス(以下PX)の魅力は野球だけではなく、スポーツをやるうえで一番大切な「礼儀作法」を身につけられることだと思います。
 当たり前のことのように聞こえますが、なかなかできるものではないように思います。
 ある時、僕の母の友人に会ったときに僕は帽子をかぶっていたので帽子をとって挨拶したら、後からその時の様子をとても感激したと聞き「僕は普通に挨拶をしただけなのに」と驚きました。やはりキチンと挨拶をすると、相手も自分も気持ちのいいものです。
 それを、自然にできるようになったということは、PXで心身ともに鍛えあげていただいたおかげだと思います。
 そしてもう一つは、PXは学年に関係なく実力主義で、「一年生だからボール拾い」や「三年生だから試合に出れる」というわけではないのです。
 1年生から3年生まで(多少の差はありますが)同じ練習メニューをこなします。中でも「特守」という50〜100本のノックはとても苦しいです。ですが、乗り越えた時に自分が「強くなれた」と心から思えることができる本当に「特殊」なノックです。
 僕は3年間PXで野球を教わってきました。そして引退を間近にして、「ああ、僕はここで野球を出来て本当によかった。」と強く思いました。
 これから僕は何度も何度も人生の中で大きな「壁」にぶつかる時が来ると思います。しかし、PXで教わり、体の芯から学んだことを活かし、挫けず、乗り越えて行けると僕は思っています。絶対に、PXでやってきた3年間は無駄じゃなかったと、僕は今も、そしてこれからも思い続けると思います。

石坂 蓮



菅フェニックスで学んだこと

 僕は菅フェニックスで、打撃・守備・走塁などの基本を教えてもらいましたがそれよりも大切な事をこの3年間で学びました。それは「礼儀作法」です。僕がフェニックスに入る前は挨拶などをなんとなくしていたことがあったのですが、菅フェニックスに入って礼儀作法を監督・コーチに教わることによって、礼儀作法の基礎を学ぶことができました。
 このように、「野球の基礎」だけではなく「一人の人間としての基礎」を教えてくれるのは、どこのチームを探しても菅フェニックスだけだと思うので、僕は菅フェニックスに入ることが出来て本当によかったな」と今でも思っています。監督・コーチそして僕たち部員を陰で支えてくれた保護者の皆さん、今まで3年間本当にありがとうございました。

田中 聖人



僕が菅フェニックスを薦める理由

 菅フェニックスを見てまず第一に思うことは、選手全員がのびのびと野球をしています。選手がしっかりと礼儀をわきまえています。
 選手だけでなく、監督・コーチ、父兄のみなさんも一丸となって練習をしていることが目立ちます!!
 僕も、色々なチームを見て回りましたが、他の軟式・硬式チームで菅フェニックスに勝るチームはいないと思いました。そして、菅フェニックスは、練習を参加すれば分かりますが、監督・コーチは、とても分かりやすく丁寧に教えてくれます。
 僕はこれがフェニックスの他のチームにないいいところだと思います。そして監督・コーチのみなさんはどのかたも実績があるひとたちなのですごく信用できると思います!
 最後に菅フェニックスでやっていく三年間はとても中身の濃い三年間になることを保証できるチームだと思っているので、僕は、菅フェニックスに入部することをオススメします!!

稲垣 翔太



菅フェニックスで学んだこと

 僕がフェニックスに入部して最初に、とても厳しいと思いました。小学生で野球をしていた時とは全然違って、練習はかなりきつかったです。更に、先輩もすごく厳しくて、怖いという印象がありました。入部したころは、まだ自分自身「小学生の延長」として、やっていたと思います。
 フェニックスに慣れてきたころ、自分の技術がまだまだ甘いということが、しみじみとわかりました。技術向上のために、練習では監督・コーチに様々なことを教えていただきました。
 守備面では最初、捕球体勢が全然できないところから「腰をおとす」ことや「グローブを前に出してとる」、「捕球した後はへそに持ってくる」などのことを教わりました。そのおかげで、今は入部したころに比べて成長できたと思います。
 次に打撃面では、2年生になったとき、新しくフェニックスに入っていただいたコーチに本格的な指導を受けることができました。前に状態が突っ込む癖があることを指摘していただいたり、「最短距離でのバットスイング」、「左手リードでバットを振る」ことなど、様々なことを学びました。
他にも、走塁面では、「うまいベースランニング」の仕方や「盗塁の技術」などのことも学ぶことができました。
 フェニックスでは、野球のこと以外にも、道徳のことについても学ぶことができました。しっかり挨拶することや、目上の人への言葉遣いなどのことも教えていただきました。
 このほかにも、書ききれないことがたくさんあります。フェニックスで学んだことは僕の貴重な財産になったと思います。

星 和久



菅フェニックスを選んだ理由

 僕が菅フェニックスに入った一番の理由は指導者がしっかりしているからです。菅フェニックスの指導者は、ちゃんとした経歴を持っていて自分が今までにやってきたことを教えてくれます。
 僕が体験に行った時も指導者の方々はとても分かり易く教えてくれました。先輩も僕が緊張している中、声をかけてくれたり本当にいい先輩達でした。
 今の二年生もとても後輩に優しくて頼りになると思います。入ってみて良かった点は、指導者の方々がとてもユニークで野球を楽しみながら出来る事です。守備の練習では取れるか取れないかの絶妙な位置にノックしてくれます。
 冬にはバント試合やポートボールなど楽しみながらできる練習を考えてくれたりもします。合宿でも一発芸大会やスコアブックのテストなどと楽しい行事がたくさんあります。本当にいい指導者と出会えて良かったです。

伊東 岬



菅フェニックスの魅力

 一言で言わせて頂くと「熱意」です。
 ともかく監督、コーチの熱意はすごいのです。僕達選手に教える時には、分かるほど熱意が伝わってきます。選手に向かってくる熱意、選手に教えてくださるときの熱意。
 やはり、選手には良い思い出を作ってもらいたい、うまくなってもらいたい、そう思って下さっているからこそだと思います。
 この熱意が一番伝わってくる練習は、ノックだと思います。このノックと言うのは、七、八人のグループを作り、その、グループに監督、コーチが一人ずつついてコーチ1:選手7,8の割合でノックをするものです。どの、監督、コーチもとてもすごい目つきで向かって来きます。
 このノックのことですが、最初はとてもきついかもしれません。しかし、やっているうちにだんだんとコーチにつられて行くような感じがしてきます。これも監督、コーチの熱意のおかげだと思っています。ノックの際の監督・コーチの叱咤激励の言葉からも熱意が伝わってきます。見ている側としては辛そうだなという感情が出てくると思います、しかし、やっている側としてはとても楽しいのです。
 二つ目の熱意は、監督、コーチの選手への接し方にも熱意がこもっている様な気がします。ちょっとした試合前の時間になかなか打てない選手に嫌味っぽく笑いながら、「今日はヒット何本打つのだ」と聞いてくるのです。これも、監督、コーチなりの熱意なのです。選手を気分的に楽にしてくれます。監督、コーチからのちょっとした熱意のプレゼントだと思っています。
 こういう、身近なところから「熱意」というものが伝わってきます。一人一人への熱意の入れかたも違いますが、菅フェニックスの監督、コーチは存分に出してきます。この熱意の中に二年半いれば間違いなく感謝の気持ちや感謝の言葉が自然に出てくるものです。
 技術面や精神面を鍛えて下さり、なおかつ「感謝」と言うことも身をもって教えて下さる、菅フェニックスは、とても、生活の中では感じることの出来ないことを体験させてくれます。
 中学に入って三年間という短い期間ですが有意義に過ごしたい方は、是非菅フェニックスにはいってみたらどうでしょうか?

柳田 悠斗



菅フェニックスで学んだこと

僕が菅フェニックスで学んだことは、野球の技術のことだけではない。フェニックスに入部してまず最初に学んだことは挨拶や礼儀の大切さだ。礼儀のないやつに野球をやる資格はないと監督はおっしゃった。それまでは人に挨拶をされてから挨拶を返していたのだが、その時から僕はフェニックスの関係者や近所の人にも自分から積極的に挨拶するようにした。
 僕は入部した当時セカンドをやっていたのだが、小学校の野球とは比べものにならないくらい忙しく、大変なポジションだということを知った。最初は動きが全くわからず、プレー中に突っ立っていたり、違う場所に動いたりしてしまいミスばかりしてしまったのだが、先輩や監督、コーチがわかりやすく教えてくれた。そして、ミスを何度も繰り返してはいけないということを学んだ。
 走塁面では、リードのとり方やオーバーランの仕方、スタートのきり方、ホームでのスライディングの仕方、ランナー二塁時の状況判断の仕方など様々なことを学んだ。
 打撃面では、バントの仕方やエンドランの仕方、変化球の打ち方、テークバックのとり方、下半身の重心移動の仕方、ミートの仕方などこちらも多くのことを学んだ。
 この三年間で学んだたくさんのことを忘れず、高校生活や社会に出ても挨拶や礼儀はきちんと行なっていきたい。

田嶋 凌



僕がフェニックスを選んだ理由

 まず僕がフェニックスを選んだ理由とは、最初は友達がいるから練習に行ってみようという安易な理由でした。それで体験に行き練習風景を見たらアップの時から一人一人人数が少ないながらも声がでていてとても活気溢れるチームでした。
 練習に混ぜてもらい最初のキャッチボールでフェニックスの人達に、「キャッチボールはこうするんだ」「投げかたはこういう風にするんだ」などを詳しく教えてもらい、当時の印象は「フェニックスはとてもいいチームだ!」と思いました。
 それで体験に何回か行って、行くたび「フェニックスはたくさん飛ばす人がいるなー」「フェニックスはとてもバッティングがいいなー」とバッティングに関する印象が高かったです。でも、一番良かったのは何と言っても声でした。
 バッティングの時も「声だしてけー」などの声がすごく聞こえ、気合いがものすごくあったチームでした。だから僕は他のチームの体験にも行ったけど、一番気合いが入っていたチームだったので、このフェニックスというチームを選びました。

宮城 慧



菅フェニックスで学んだこと

 僕は、三年間この菅フェニックスで学んだことは、たくさんあります。技術面や精神面もですが、僕が一番学んだことは、礼儀作法です。礼儀は、出来て当たり前ですが、一年の時は、当たり前の事が、出来ていなかったのです。
 はじめの頃は、自分は出来ていると思っていました。ですが、出来ていると思っていた事が全然出来ていなかったのです。それから、チームで学んだことは、すぐに使える物は使って行きました。何でかな?と思った物は、後に使う事になります。こんなにも、礼儀作法を重視しているチームは、何処にもありません。
 フェニックスで学んだこの三年間は、将来必ず役に立つと言っても過言ではないのです。これも、今まで、しっかりした礼儀作法を教えてくれた、監督、コーチ、代表、両親、父兄、などのお陰です。多くの人が僕に携わってくれたから、今の自分があります。今まで、教えてもらった事は、絶対に忘れないで、高校でもしっかりとした、礼儀作法を使って行きたいと思います。


増子 翼